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●日常生活や社会生活での注意点は?
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1.生活
睡眠不足は発作を起こりやすくします。仕事や止むを得ない事情で夜更しをした場合には、睡眠不足が続かないようにするか、あるいは睡眠時間は短くとも生活のリズムを崩さないようにして下さい。
食事については制限はありません。香辛料、コーヒ-、タバコも常識の範囲内で結構です。しかしアルコールは酔った後に発作を起きやすくするので飲まないのが理想的です。
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2.薬の服用方法
繰り返しになりますが、てんかん治療は、抗てんかん薬を飲んで発作を起こらなくすることに尽きます。この薬は他と違い、毎日決められた量をきちんと飲み続けてはじめて効果を保つことができるものであり、時々飲み忘れたりしていては効果が望めません。
忘れた時には、気づいた時点でまず1回分を飲み、次の薬と近い時には1から数時間遅らせて次の分を服んで下さい。その日の薬はなるべく全部服むことが望まれます。余分に飲んだ場合は、その種類や量によって対処法が違うので、主治医の指示を仰いで下さい。吐いた場合は、服用直後(およそ15分以内)ならば、もう一回分を重ねて服用する必要がありますが、それ以上時間がたっていればその必要はありません。食事をしなかった場合も薬は服用しなければいけませんが、その意味からもなるべく食事は規則的にとることが望まれます。
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3.他の病気・けがの場合
風邪、下痢など他の病気やけがの時にも、原則として抗てんかん薬は継続して服用する必要があります。ただし、飲んでいる薬の名前と量を、その病気の主治医に知らせる必要がありますし、また、てんかん治療の主治医にも、他の医師に処方された薬を教えて下さい。両方の薬を飲んでいて著しい体調の変化があった時は、すぐに主治医に連絡して下さい。
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4.予防接種
予防接種には様々な種類がありますが、その種類によっては、また発作型や年齢によっては、接種した方が良い場合とそうでない場合があるので、主治医に相談して下さい。
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5.学校生活
発作がよく抑制されていれば、体育、水泳や修学旅行、キャンプなどの行事には、なるべく参加させるべきです。しかし発作が抑制されている場合にも十分な注意のもとで行う必要があるため、発作の様子を先生に知らせ、相談しておいて下さい。
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6.就労・免杵・資格
てんかんであるという理由から避けねばならない職業は基本的にはありません。現在本邦のてんかん患者さんの70-80%は定職に従事しています。しかし免許・資格の中には規則によって取得できないものがあり、自らは希望しない職種に就かざるを得ない方も多いようです。特に自動車の運転免許の取得制限は就労を困難なものにする大きな要因となっています。自動車の運転については、適切かつ規則的な服薬がなされ、2年間以上の無発作および脳波正常期間という条件が満たされれば可能ではないかというのが今日のてんかん専門医間での大勢の意見ですが、道路交通法上は依然として絶対欠格事由のままです。てんかん患者さんの就労に対する本邦の法的援護措置は皆無に近く、この点は今後できるだけ早く是正する必要があります。
てんかんという病に対して大なり小なりの社会的偏見が存在し、このことが就労の障害となっていることは事実といわざるを得ません。これについては社会的啓蒙とともに疾病の一日も早い原因究明が求められます。一方で就労に影響を与える要因についての多くの医学的研究では、意外にも発作型や発作頻度よりもむしろ社会的柔軟性、神経心理学的機能、就労意欲、精神症状、教育期間、薬物の副作用などの影響の方が大きいという統計結果が報告されています。つまり就労に影響を与える要因としては、発作型や発作頻度、誘因など発作の影響ばかりでなく、性格および知的能力、作業能力、対人関係能力なども考えなければなりません。
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7.生命保険
生命保険に加入する場合に、健康状態を伝える(告知する)義務が生じます。てんかん発病後にそれを告知して保険に加入することは、残念ながらほとんどの場合困難です。現在加入中の保険については、加入後に「てんかん」が発病したのであれば、定款上特に制限がなければ給付は受けられます。
追記.日本てんかん協会
てんかんによって起こってくる悩みや苦しみを解決するために患者・家族を中心に専門職、ボランティアの参加と協力によってつくられている市民団体です。機関誌の発行、講演会・相談会、書籍販売、キャンプ・バザー等の催し、調査・研究等幅広い活動を展開しています。16歳以上であれば誰でも入会できます。
詳しくは本部(03-3202-5661あるいは日本てんかん協会ホームページ)にお問い合わせください。
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